免許証の暗証番号

ICチップ内に登録されている氏名などの個人情報を、本人の知らないところで勝手に読み取られることを防ぐ目的で暗証番号が設定されています。免許申請時や更新時に申請者本人のみが設定することができます。暗証番号は任意の4桁の数字2組で構成されています。

1組目の暗証番号で氏名、生年月日、性別、免許年月日、交付年月日、有効期間、免許の種類、免許証番号、免許の条件及び交付公安委員会名を確認することができます。

また、1組目と2組目の暗証番号の両方を入力することで1組目の記載情報に加えて、本籍地と顔写真を確認することができます。

暗証番号は必ず設定しなければならないものではありません。しかし設定しない場合に、ICカード読み取り装置を持った人が免許証から10メートル以内に近づくと、免許証携帯者の意思とは関係なくICチップ内の情報を読み取られる可能性があります。このようなこともあるので、暗証番号の設定を推奨されています。

暗証番号の再設定

暗証番号を忘れてしまった場合は、免許証の有効期間内に再設定を行うことができません。
自分の暗証番号を確認したい時には、警察署、運転免許試験場、運転免許更新センターへ、免許証を本人が持参して確認の申請を行う必要があります。

例え本人であっても、電話で警察署などへの問い合わせでは、暗証番号の確認をすることはできません。
どうしても暗証番号を新しく設定し直したい場合には、次回の免許証更新時、または新規免許を取得した時に限り再設定することができます。

手続きの手順としては、運転免許試験場などでIC免許読み取りバーコード印刷装置に新たな暗証番号を入力して、登録カードを印刷してもらいます。

適性検査を受けたあとに、申請書類を提出します。そのあとに、先ほどの登録カードをバーコード読取装置付免許証作成装置へ読み込ませます。

最後に免許証の写真を撮り講習を受講してから、新しい暗証番号で作成してもらった運転免許証を受け取ることができます。

参考:運転免許証の暗証番号を忘れた場合

ICチップにするメリット

ICチップにすることのメリットは、一番大きいこととして免許証の偽造、変造防止があげられます。一般的に免許証は身分証明書としての役割も担っていることから偽造の対象になりやすく、精工な偽造免許証を使った犯罪も問題となっています。

もし、ICカード免許証を偽造するとなれば、ICチップに対応しなければならないので技術的、コスト的両面において偽造のハードルが高くなり、犯罪の抑止力の向上も期待できることになります。

もう一つは、従来の免許証には記載されていた本籍地を、ICチップ内への登録のみとすることで、プライバシーの保護に寄与することができます。
また、ICチップを入れることで、本人確認の精度を上げることに貢献することも、近い将来には考えられます。

犯罪にも使われる可能性がある銀行口座や携帯電話などの契約時に、銀行窓口や携帯ショップの店頭にICチップの確認装置を備え付けることができれば、偽造された免許証での契約はできなくなります。